月別アーカイブ: 2015年5月

3度目の正直

FRROは三回目の挑戦となりました。3回目は前回より早く行ったのに、もらった番号札は44番とこれまでの最後尾です。その日は銀行の領収書(1,800ルピー)が午後にもらえることになっていましたので、あまり早くても困るという背景はありました。係り官のお昼時間は午後1:30~2:00まで。実際には2:30ぐらいまでだらだらしていますが。

1:00ごろ処理していた番号は33番。これはお昼前」に呼ばれることはあり得ない、と判断し自分もお昼に外に出かけることにしました。近くのSubwayでクイックランチを済ませ、安全を期して2時に戻りました。例によって2:30ごろ再開、しかし呼ばれた番号は52番というではないですか!! ということは私と同じように考えた人たちがいっぱいいたかどうかわかりませんが、午前の部で私の番号が呼ばれたということです。

主張するのはタダであるというインド人的思考を見習って、“もう改めて来れる日はないので、なんとか受け付けてくれ”と係り官にお願いするも、“Please wait”と冷たく言われるだけ。それでもくじけず、”昨日指示された1,800ルピーの支払い証明を持ってきたのだから、なんとか処理してくれ“と懇願。それでも冷たく”Please wait“。

過去2日間も無駄にしているのだから、大事をとってお昼ぐらいちょっと我慢すればよかった。。。もう一回来なくてはならないのか、と悔やみつつひたすら待っていると、5時近くになると多くの人があきらめてしまったのか急に人が少なくなり、なんと就業時間5時を少しすぎた頃に、先ほどお願いした係り官が手招きしてくれるではないですか。結局めでたく受理。これでようやく銀行口座なども開けるようになったわけです。やれやれ、疲れました。

3度目の正直といいますと、部屋の鍵のシリンダーをいきなり換えられたあと、すぐさま合鍵を作ったのですが、合鍵として使えず(失敗作)。後日再度作らせるもやはり機能せず。

たまたま現金を両替する必要が生じ、運転手にThomas cookまで案内してもらうと、鍵屋はすぐ近くとのこと。じゃ、一緒に行ってみよう、ということになり、3回目の依頼に赴きました。

下の写真はそのShop、というより屋台といった個人商店です。なにやらノギスのようなものを使いながら鑢で削ったりと、いい加減な感じ。“大丈夫か?”と思わせますが、無料でもあるしやりたいようにやらせてみました。果たして結果は。。。3度目の正直ならず。ま、元の鍵は使えているので、すぐに困ることでもないし、気長にいきますか。

その鍵屋の隣にタバコ屋が隣接しており、一本ずつ売っているのです。一本6ルピーから10ルピーほど(10円から20円ぐらい)。店の前に垂れている麻で出来ているような紐の先に火がついていて、それで点火するわけです。“インディアンライター”

あとで事務所の人に聞いてみると、椰子の繊維を束ねたもので、そのままで火縄銃の縄の如く、ゆっくりゆっくりと燃えてゆくそうです。ちょっと危ない気もしますが、自然にやさしい無駄のない利用法ではあります。

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左上から時計廻りに、鍵ショップのおじさん。鍵ショップとタバコ屋(駄菓子屋)、買ったタバコに”インディアンライター”で火をつける客。

 

 

卓球を始める

通勤時も車、事務所でも座っている仕事が中心、となると歩く機会がほとんどなく、運動不足になることこの上なし。テニスでもゴルフでもしたいのはやまやまですが、外は45度近く。これではとてもやる気にならず。

そこで思いついたのは室内でできるスポーツ。卓球、バトミントンなどたくさんありますが、多少なりとも覚えのある卓球をすることに決めました。今はインターネットで簡単に検索できますので、インドといえどもそれらしい情報を探しだすのはむづかしいことではありません。自宅アパートの近くにスポーツクラブがあり、そこに連絡してみると、たしかにTT(Table Tennis)もあるのですが、Swimming Poolとかジムとかなんでも出来る総合クラブのようなところ。会費も日本顔負けの値段でしたので、“私はTTだけできればいいんですけど”というと、親切にも“じゃご自宅に近くでそういうところがあるかどうか探して見ましょう”との事。インドのことだからまず連絡はないだろうな、と思っているとなんとありました。Sai TT Academyというところが車で15分ところにありますとの情報です。ちょっとびっくり。怪しいところだったらいやなので、ここは地元のスタッフに連絡をとってもらい、運営者のMr. Sunil氏に会ってみることに。

Sunil氏は歳のころ65歳といったところで、日本人の私をとても歓迎してくれる雰囲気がありました。実はつい2週間ほど前に横浜タイヤに勤めていた日本人会員が帰国してしまったそうで、その人物の印象がとてもよろしくて忘れられないような様子でした。歳も70歳だったとか。その歳でサラリーマンだったのは例外でしょうね、なんて話をしながら早速私の技量審査。さすがに主催者だけあって、かなりの腕前。私など足もとにも及びません。

私はある程度までうまくなりたい目標がありましたので、早速“弟子入り”を決めて2日後の土曜日より参加することとあいなりました。出会いとは面白いもので、そんなことをしているとほぼ同じ年恰好のおじさん、いやおじいさんが現れて、私に日本語で話しかけるではないですか。“私は日本語を勉強しています。日本語で話していいですか”と。

本業は不動産屋さんらしいですが、翻訳(日本語とロシア語)などもやりながら時々卓球でストレスを解消しているとか。十数億人もいるわけですからいろんな人がいて当然ですけどね。

IMG_0021  左側のおじさんがSuniさんという主催者
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FRRO2度目の挑戦と同じアパートの日本人との出会い

5月25日、FRRO(外国人登録所)に2回目の挑戦。今回は指定された書類を加えて私のみ。その日の順番は33番ですから、前回37番で5時間近くも待たされたことから予想するに4時間くらいか。幸運にも椅子に座れたので、PCを開けながら順番を待っていると、隣の椅子から日本語が聞こえてきます。“日本人ですか?”と聞くと“はい”。小学校低学年ぐらいの娘さん2人を連れて、その日は登録ではなくて受領に来ているとの事。住まいも私と同じアパート。もちろん棟は違いますが、まあご近所さんです。FRROは登録も本人のみ、また受領も本人のみ。しかも毎年やらなければいけないそうです。

その日本人家族はMさんという方ですが、デリーに来て丸2年が過ぎたとのこと。よって3回目のFRROか。さすがに2年も居ると地元に関しては詳しく、私にはちょうどその週はシンガポールからお客さんが来ることになっていたので、レストラン情報等大変参考になりました。

色々教えてもらっているうちに、Mさんはサインなどを済ませ、ご主人もどこからともなく現れ全員の書類を受け取り無事終了。それから1時間ほどして私の番。何とか職員のランチ時間(1時半から2時まで)の前に呼び出されました。前回よりはだいぶマシです。しかし、係官のいうには今日は25日だから入国日の11日から数えると14日を超えている。よって、ペナルティーとしてRS1,800-追加支払いしてくれとの指示。その場で現金で支払えるなら簡単なのですが、銀行を通じて支払い、その証明書を持ってこなくてはならないので、日を改めなくてはなりません。しかしこの日数のことは前回確認しているのです。

5月25日までくれば期限いないということでペナルティーは支払う必要はない、と。しかしその係り官は、11日に14日を足すと25日になるのですが、14日目ではなくて15日目になるということなのです。前回別の係り官に25日までOKだと確認した、と主張しても受け付けられません。お役所仕事というか、要は係官によっていうことが違うのです。しかしお上には逆らえず、どうしようもありません。またまた出直しです。

 

45度の暑さとは

まだ5月の下旬というのに連日45度を超える暑さが続いている。45度の暑さとはどのくらいか想像できるだろうか。

まず、風が吹くと余計暑いという感覚がよく分かります。そりゃそうだ、体温より暑いのだから、それが体に吹き付けると余計暑く感じるのは、扇風機が体温以下の風を吹き付けてくれるので涼しく感じるのと逆の現象。新聞によりますと、インドでは5月になって暑さのために死んだ人は800人に上っているとのこと。日本でも真夏に日射病、熱射病とかで何人も死んでいるので、エアコンなどほとんどの家庭に普及していないインドでは当然のことかもしれない。インド人にとっても暑いものは暑い。でもそんななかでも外で仕事している人は男女を問わず居るのです。

恐らくですが、インドの最下層に近い階層の人たちか、海外、たとえばネパールとかアフガニスタンとかより過酷な国からの出稼ぎの人たちなんだろうと想像します。

顔を見るとみんな子供みたいに若い。それもそうだ、若くなければそんな環境で働けるわけがない。パワーショベルで仕事したら10分で済みそうな仕事を、手作業で砂や石をざるに入れて頭の上に載せて指定の場所まで運ぶ。それも少なからず女性もやっている。インド人のイメージはなんとなく腹の出っ張った、ふくよかな人物を想像させるが、さすがにそれらの労働者のなかにはいない、みんな痩せこけている。

話がちょっとずれましたが、今日(5月25日)に外国人登録所(FRRO)に2回目の申請に行ったのですが、見事にまた書類不備で出直しとあいなりました。

事務所に帰る途中で、ピザでも買って昼飯にしようと途中で商店街のようなところでピザを発注。10分待て、とのことで45度の炎天下(一応日陰)のなかいらいらしながら待つうちに、足元に鳩が落ちてくるではありませんか。ほんの私の足元から1メートルの距離。落ちてから羽を広げながら2-3回転げるような奇妙な動きをしたかと思うと、そのまま動かなくなってしまいました。鳩は死んでしまったのです。

あまりの暑さに鳥も落ちる、という話を聞いたことがありましたが、目の前で本当にそんなことを見ることになろうとは。

ピザ屋の人に“ここに鳩が死んでしまったよ”、と言っても笑って相手にされず。英語が通じなかったのか、そんなの普通のことだよ、という意味だったのか。とにかく45度とはそういう気温であります。

 

FRRO

FRROとは、Foreigner Regional Registnation Officesの略で、インドに入国してから2週間以内に住所の地域を管轄する事務所に登録をしなければなりません。これをしないと仮に就労ビザがあっても不法滞在ということになるそうな。私の住所はデリーの隣グルガオンですので、そこのFRROに必要(と思われる)書類を持って現地スタッフとともに申請に参りました。現地スタッフが付き合ってくれることは心強いのですが、彼らもこの手続きをした経験がなく(私が始めての日本人駐在員ですから当然ですが)、場所もわからず、彼にとっても少々不安のようでした。

10時AMにFRROに到着。グルガオン地区の合同庁舎のようなものでいろんな役所の一部が集まっているような建物でした。中は薄暗くまた雑然とし、エアコンもありません。暗い廊下の脇からいきなり、足の不自由(ほとんど無い)男が手だけでいざりよって来て、物乞いされたのには少々びくっとしました。建物のなかでのことです。3FのFRROはたった一部屋の個室で、”外国人のみ入居可”とかかれていて、そこだけはエアコンがありました。でも人も溢れんばかりに居るので、エアコンも無いよりまし程度。順番待ちのカードをもらうと37番で、現在13番の人と対応中。対応する人は3人ほど居るようですが、見ているとわざとゆっくり処理しているようにもみえて、一人30分もかかるのでは?と思えるほど。アテンドしてくれた現地スタッフは、”今日はこれだけで精いっぱい。事務所に行くのは無理ですね”と早くも判断。じゃもっと早く来ればよかったではないかと思いきや、前日FRROに問い合わせたときに、先方から10時に来るように指定されたとか。とにかく誰にとっても初めてなので仕方がありません。

結局待たされること5時間弱。内心予想してはいましたが、これがない、あれが足りないと指摘され出直しと相成りました。ほぼ丸一日かけて何の成果もなし。でもここでイラついてはいけません。先は長い。

初めての買い物

アパートの近くにSouth Point Mallというショッピングモールがあります。近くといっても歩いたら20分ぐらい掛かりそうだし、まだ風邪気味でもあるし、オートリキシャー(3輪車のタクシー)でも拾えないかな、とゲートを出てみるとちゃんと1台待ってました。Mallまでいくら?と聞くと、100ルピー(約188円)とのこと。単に質問しただけなのに、何言ってんだ!とばかりに反応する中国人のウェイターの如く、“アエー!”(アとエが合わさったような音)とあからさまに不快感を表明。すると即70ルピーに値下げ。じゃ、50ルピーでお願い、と商談成立。5分ほどオートリキシャーに揺られてモールへ。

まず欲しかったものは、電源(プラグ)のアダプターです。これまでのインドのホテルの経験からシンガポールと同じかと思ったのですが、少なくとも私のアパートは違うようで、ほとんどの電気機器が使えません。(もっともサービスアパートメントとしてほとんどのものは備え付けになっていますので、困るのはPCと炊飯器、ヘアードライヤーぐらいでしょうか)

電気屋はないかとある店のスタッフに聞くと、レセプションに聞け、との事。そんなものあったかとおもいつつ、入り口で荷物検査をしているおっちゃんに聞くも、英語解せず。たまたま通りかかった客が、”何が欲しいんだ?“と親切に聞いてくれ、説明すると2階のスーパーに行け、とのアドバイス。しかしそのスーパーで聞いても、”私では分からない“と次から次へと質問が伝播され、少なくとも5人は関わったものの、ちょっと偉そうな人が出てきて、結局そのスーパーでは扱っていないとの回答。そして電気屋に行けとの至極ごもっともなアドバイス。ではこのモールの中にあるのか?ときくと3階にあるとのこと。そのスーパーでちょっとした食品などを買って3階に行ってみると、結局電気屋などなし。

この辺のいい加減な情報はある程度予想されたことなので、そうは腹も立ちませんでしたが、悪気はないにしてもなぜそんな知らないことを、知っているが如く言い切る精神はまったく理解できず。

ちなみにビールは500CC缶24個で2,630ルピー(一缶206円)ですから日本とほぼ同じぐらいでしょうか。すくなくともシンガポールよりは安いので、ちょっと満足。

 

鍵が開かない

いつものように帰宅して部屋の鍵を開けようとすると鍵が入らない。ひっくり返してもどうしても入らず。朝までは普通に使えたのに。よく見ると横向きに入れていた鍵穴が縦になっているように見える。はてはシリンダーを変えたか。前日の木曜日に、“鍵を入れたら抜けなくなってしまうことがあるので、見て欲しい”とは管理会社にメールはしたものの、インドでそんな早急な対応を取ってくれるはずがない、と勝ってに決め付けていたため、どうしたものかと思案をめぐらす。このままではどこかのホテルに泊まらざるを得ないかも。

とにかく、アパートのマネージメントになんらかの連絡なり、新しい鍵が預けられているに違いないと考え、コミュニケーションに苦労しながらもなんとかマネージメントの部屋にたどり着く。すぐに“カーペンター”を派遣するとのことで、対応は悪くはなかったのであるが、若いテクニシャンと思しきアンちゃんはなにもできず。挙句には私の首にかけていた事務所の鍵を使ってみろ、などと言い出す始末。“これは私の会社の鍵だからダメに決まっている”といっても聞かず、理解できず。あきれつつも仕方がないのでいくつかを試してみさせる。当然開かない。馬鹿かこいつは、と思い始めたとたん、いきなりロックアウトされた自分に腹立たしくなり、つい“お前は何やってんだ!役立たず”と罵倒するも、英語は通じず、ただニヤニヤ笑っているだけ。

結局ここを紹介してくれた不動産会(日系の会社)に連絡することを思い立ち、7時を過ぎていたが、連絡が付くとさすがに日本人、テキパキとしかるべきところに連絡し、新しい鍵を届けさせるのでしばらくそこで待っていて欲しい、との連絡あり。捕まってよかった。

無駄にした時間は2時間弱ぐらいでしたが、その間のいらだたしさといったら尋常ではありません。なにせいきなり何の通告もなく自分の部屋に入れなくなってしまうのですから。

後で確認したことですが、一応メールは入っており、“シリンダーを交換したので、鍵を取りに来てくれ”とのメッセージ。鍵を取りに来いとは!しかも歩いていける距離ではないのです。しかも私はメールをいつも見れる環境に居るとは限らないのに。やはりインド人はサービス業に向かないと言わざるを得ず。

 

 

社有車購入

事前に発注しておいた社有車が15日金曜日に準備ができたそうです。

やはりToyota Innova。デリバリーしてくれるものと思いきや自分で取りに行かなければならないらしい。一緒に行きますか?と聞かれましたが、外は猛烈に暑いし、自分の車でもないので、“お願いします”とアドミスタッフに依頼。

風邪も治らず、元気をつけるために近くの和食屋で幕の内弁当を堪能し、店を出るとちょうど新車のInnovaに乗ったスタッフと遭遇。せっかくなので、乗ってみたが格別感慨もなし。陳腐な飾りが付いていたりして、新婚さん用の車のよう。新車には違いないが、正直言って内装にはよく言えばシンプル、悪く言うと安っぽい感が漂っていました。日本の車で言うと、一昔まえの実用本位のグレードと言ったところ。もっともインドではすぐに汚くなってしまうので、十分でありましょう。

事務所に帰ると、お祝いにチョコレートが配られたりして、なんかお祝井いムード。。“Congratulations”などと声をかけられ、どう反応していいのやら、苦笑いするのみ。

写真は運転手のGovindちゃんとInnovaです。隣はたまたま駐車していたオートリキシャーです。IMG_0351

アパート決まる

事前に5月12日午後から現地の不動産屋とアポを取ってあり、以前から目星をつけていたアパートのみを調査。時期が良かったのか候補が10件以上ありましたが、猛暑のなか十数件も見て歩く気がしなかったので、書類だけで3件に絞りました。条件は

  • 高層階であること。(空気が多少きれいで、蚊が入ってこないであろう)
  • サービスアパートメントであること。
  • 広さはそれほど必要ない。(一人用でも3ベッドか4ベッドルーム以上しかありません)

とにかくNホテルから一刻も早く逃れたいとの思いも強く、19階(日本では20階)の3ベッドルーム(実際には2ベッド+Study room)で即決。調査所要時間約30分。

3日後の15日(金)に入居可能とのことで契約終了。不動産屋いわく、これほどスピーディーな契約は初めてとのこと。

場所はグルガオンというデリー市を出るため、事務所からは車で1時間以上かかるのが難点ですが、外国人用アパートですのでインドとは思えないクオリティーで、比較的空気もきれいだし、また敷地内にスーパーなどもあり、通勤の不便さを十分補っていると思われます。IMG_0355

ところでインドの“ウォッシュレット”をご存知でしょうか。

ホテルなどでも普通に付いていますが、日本のとは違ってこちらのは手動です。すなわちシャワーが出るようになった蛇口を片手で持って、目的地点に向かって振りかけるだけのものですが、使ってみるとやはり快適。もちろんお湯などでませんが、その必要はありません。もともとお湯のようなものです。人によっては、その蛇口に触ることさえ汚らしい、と感じるようですが、これはシンプルで悪くないと思います。少なくとも紙だけよりは全然ベターです。

 

ハイデラバードに出張

赴任3日目、ハイデラバードに商談があるということで、現地セールススタッフと日帰りでハイデラバードに出張。片道約2時間のフライトでなお且つそこから2時間弱のドライブ。国内線であるもののパスポートなど身分の証明するものが必要で、その日パスポートはクラウンライン(引越し業者)に個人の荷物通関のため預けていたので使えず。しかし私にはPANカードがありました。

PANカードとはインドの納税者証明であり、インド法人が設立され、私が責任者になった時点(約2年前)で既に発行されていたものです。これで問題なくチェックイン。

ハイデラバードに着くと、弊社現地スタッフは政府系機関が運営しているタクシー業者と折衝。Chauffeur-drive(運転手つき)とSelf-drive(自分で運転)の2つの選択有り。現地スタッフは迷わず運転手付きを選択。8時間、200Kmまでのパッケージで約8,000円ほどとのこと。ガソリン代と車そのものの減価償却を考えると、いかに人件費が安いかが想像できます。後ほど参考までにSelf-driveはいくら?と聞くと13,000円ほどとの事。そんなバカな!!

運転手を雇ったほうが安いなんてあり得ない。しかし、よく事情を聞いてみると、これもインド特有の理由がありました。Self-driveの場合、そのまま車を盗んでドロンするひとが少なからずいるのだそうです。もちろん運転免許書など身分証明を確かめますが、それも偽装して車を盗むやからも居るとか。よって、Self-driveを選ぶ人など居ないわけですが、特定の観光地(Goaとかヒマラヤ近辺)で道が一本しかないようなところは逃げようがないので、Selfのほうが安い設定になっているそうです。ま、こんなのはインドだけでしょうね、とは現地スタッフの言。写真はその日のToyota Innova(日本ではノアとかいう車種でしょうか。Innovaはインド産)です。

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