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酒類販売ライセンス

私のホームコースと言えるグルガオンのゴールデングリーンズゴルフコース(通称GGG)は、夏でもコース上の芝がところどころ薄茶色に枯れている、あるいは剥げて土が見えたりしているので、”ゴールデングリーンズ(金色というか薄茶色だから)” と言う名前になったらしい、というまことしやかな話もありますが、事実日本でこんなゴルフ場だったらぜんぜんお客が来ないであろう、と思われるところです。しかし、インドでは良い方とはいえないまでも、なかなかチャレンジングなコースで、私にとってはゴルフを楽しむという意味では十分です。

*GGGのクラブハウス。早朝なので薄い霧がかかっています。悪名高い大気汚染も混じっているかも。

しかし、10月に入って大きな問題が発生しました。それは酒類のライセンスが切れて、お酒を出せなくなってしまったのです。ある日のコンペでは事前にそのことを知らされておらず、ゴルフで大汗かいて、シャワーを浴びたあと、ビールを飲みながらの成績発表、というのがもうひとつのお楽しみだったのですが、いきなり”今日はお酒が出せません” の一言。    みんな、”ええー!!” とがっかりすることおびただしく、”近くの酒屋で買って来い” とか” 今日だけ何とかならないか?” などと詰めよりますが、真面目な経営者なのかなんともなりません。場所を変えるという方法もありますが、シャワーを浴びて、いざこれから食事と言うときになって、30人近くの団体で別の場所に変えるというのも簡単では無いなので、ビール無しで強行しましたが、盛り上がらないこと甚だしく、成績発表もそそくさに、食事の後皆様三々五々別の場所で飲み直しならぬ、”仕切り直し”をした人たちも多かったようです。

 

*GGGレストランの中。これは朝の様子ですが、お酒を出さないとお昼ごろも閑散としています。

インドでは酒類を提供するライセンスを取得するのは簡単ではなく、相当の金額を当局に納めなければなりません。それはそのレストランとかの格付けで決まり、このゴルフ場は”5スターホテル”と同格と認定されたらしく、年間5百万ルピー(800万円)ほどを払わなければならないそうです。この金額を土日だけで稼ごうとするなら、単純計算で一日85,000円ほど利益を上げねばペイしません。ビール一本、仮に市価の4倍で売ったとしても340,000円の売り上げが必要となり、一本750円として450本売らねばならないことになります。いくら日本人や韓国人がお酒が好きであっても(中国人はあまりいない)、一回のコンペでせいぜい30人程度ですから、仮に2組コンペがあったとしても一人で7.5本も飲んでもらうことになります。それはさすがに無理。すなわち、5百万ルピーというのはこのゴルフ場が払える金額ではないのです。                                              酒が出ないならほとんどの日本人、韓国人グループはこのレストランを使わなくなります。ライセンス料を払ってもペイしない。かといって、払わないとレストランは開店休業状態、というジレンマに陥ります。このレストランの料理そのものはなかなか評判がよろしいので、できれば使いたいのですけけどね。                                   インドですから例によって”大人の解決”があるはずなのですが、私の口出しすることでもなし、GGGには気の毒ですが、しばらくは他のお酒が出せるレストランを使うことになるだけです。

#Me Too

アメリカの最高裁の判事候補に対し、その候補者から昔(何十年も前のこと)”セクハラ=レイプされそうになった” とある女性が実名で名乗り出て、大騒ぎになりました。トランプ大統領は”民主党のでっち上げ”で政治的陰謀である、とかばい、結局は”証拠不十分”で最高裁判事に指名されはしましたが、きっと昨今の”#MeeToo風潮” がなけれはこんな事件は起きなかったでしょう。証明のしようのないそんな昔のことを実名で名乗り出る女性(もちろん今はおばちゃん)もご苦労さんですが、そんな不道徳な男は最高裁の判事になどなってはならない、と義憤に駆られたのでしょうか、それとも政治的な裏があったのか。真相は本人たちにしかわかりませんが、ここぞという時になると ”証言者”が現れるというのは、いかにもアメリカ的であるような気がします。

しかし、同じセクハラ事件でも女性が告発するとなるとインドでは少々事情が異なります。                                                      1ヶ月ほど前、仕事でデリーのある大学の先生(A教授=学科長)を尋ねたときのこと。その先生からは、12月に学会があるのでスポンサーになって欲しい、という要請があったので、詳細の相談に伺いました。会社としてはこの先生に長期売掛金があったので、それをきれいにしてくれたら、そこそこの(シルバーとかゴールドといったランクがあります)スポンサーを引き受けましょう、と言うつもりで行ったのですが、そんな条件を予想したかのように、”未払い金の件は、先日予算の出所(文部省のようなところ)と話をつけたので、問題ない。もうじき支払われるよ。安心してくれ” と機先を制されることに。でもまあ、それならば一件落着なのですが、インドでは”性悪説” で人と接しないといけないという教訓から、同じ部署の別の教授(教授B)に同じ話をすると ”えっ?予算が取れたなんて話は聞いていないぞ” と一言。また例によっていい加減な話か!どちらが正しいのかわかりませんが、いずれにしても支払いがされなければスポンサーシップを引き受けないだけのことですから、もうしばらく様子を見てみましょう。

その後上記の件とは無関係のC先生のところに挨拶に寄り、今回のA教授の話題に触れると、ニヤッと薄笑いを浮かべ、面白い話をしてくれました。                             ”いまA教授は学内でセクハラで訴えられてて大変なんだよ” ・・・何とインドでも。いやむしろインドだからか。この話は学内では誰もが知っており、一緒に同行した同僚のN氏もよく知っている有名な話だそうです。                                            このA教授、そもそも今の大学に来る前の大学でもセクハラ疑惑で問題となり、大学を追われて今の大学に来たとか。                                      ”それにしては、今の大学の方が格が上なんじゃないの?”と素朴な疑問を呈すと、”そこがまたカースト制度が絡んでくるんですよ”                              ”はあ?なんで?”                                            ”A教授は底辺のカースト出身なので、今のポストに優先的に就ける枠があるんですよ。当時きっと他の良い候補者もいなかったんでしょう”                         ”でもまた懲りずにこちらでもセクハラですか?”                          ”いや真相はまだわかないけど、A教授は、『私は下層カースト出身なので、周りの人たちが(追い出そうと)いじめる。なんとか助けてくれ』 と言って、インド大統領(Modi首相ではない)に手紙を出したりしてるんですよ”                                                ”実際そういう下層カーストに対するイジメみたいなことはあるんですか?”         ”ありますね。でもインドでセクハラを訴えた女性が実際いるとしたら、これは限りなく『セクハラは有った』ことと同義ですよ”                                   ”どうして?”                                                ”インドではセクハラとかレイプに有った場合は、家族から相手にされなくなるんですよ” ”はあ?どういうこと?”                                         ”日本人には分かりにくいだろうけど、インドの伝統としては強制的であってもいったん男性からそのような行為を受けた女性は穢れた者として、家族から相手にされなくなるんですよ。だからそんな事件があっても、女性側からはまず訴えられることはない。特に農村部では。でも最近は逆に『家族はあなたを見捨てないから真実を話すように』 という励ます傾向が出てきてますけどね。よって女性がセクハラに遭ったことを公にするということは、自分の社会的生命を掛けている、というくらい重大な決断であり、よって限りなく事実に近いであろう、ということになるんですよ”

というわけで、このA教授の結末はまだ不明ではありますが、それをきっかけに知ったインドの慣習はいささか驚きでありました。でも考えてみると、日本でもそのような事件があったとしても公にはせず、泣き寝入りというか、黙って忘れようといった傾向はまだ残っているような気がします。どちらも背景としては似ているのかも知れません。

 

注文した靴が届く

9月28日にバンガロールの靴屋で注文したときには、20日ほどで指定の場所にお届けしますということでしたが、届くであろう10月18日ごろには日本に一時帰国する予定でしたので、事務所に届けてもらうように名刺を置いてきました。自宅に贈ってもらうより、日中は誰かしらいる事務所のほうがより確実ですから。                                   さて日本から帰国して、翌月曜日(10月29日) ”オーダーメードの靴”が届いているに違いない、と少しばかり楽しみにして出社してみたのですが、自分の机の辺りにそれらしいものは見当たりません。事務所のスタッフに聞いても、何も届いてないとのことです。                          アドミのスタッフが、”じゃ、私が電話で聞いてみましょう” と言ってくれ、それによると、”明日すなわち火曜日に発送するそうです” なぜ明日で今日ではないんだろうと思っていると、間もなく私に直接電話があり、”2つ目の靴は光沢のある革を使うんですよね?” と今頃になって材料の確認をしてきました。 ”そう、最初の靴と同じもので、つや消しではないものです”  ”わかりました。では今週末に送るようにします”                                     ということは、明日送るどころかまだ作っていなかったのです。ま、インドですからね、こんなもんです。別に今日明日無くても困るものでもないし。

さて、一週間後の11月5日(月)になってなんとか届きました。さてどんな出来か?            履いてみると、うーん、ちょっときつい。2つ作ってもらったのですが、2つ目の(スリップオンタイプ)が注文したものと材料が違う!                                早速一緒に注文した同僚にどうしたものかとメールで相談してみると、その旨をすぐに靴屋に連絡してくれ、またまもなく靴屋から直接電話が来ました。                       ”2つ問題があって、一つはサイズが小さいこと。2つ目は革の材料が違うことなんだけど” ”わかりました。まずサイズの方ですが、厚めの靴下を履いていませんか?”          ”いや、普通だと思うけど”                                        ”じゃ、インナーソールを抜いて履いてみてください”                          ”なるほど、インナーソール無しだとまあまあかな”                                      ”2つ目の問題ですが、光沢のあるものを使うように承りましたが”                  ”そうだけど、両方同じ材料を使うようにお願いしたんです。普通の革でも光沢のあるのと無いのとの2種類があると言われたので、光沢のある方と言ったわけだけど”            ”了解しました。では作り直します。若干大きめで作るのですね?”               なんと意外にも、自分の非を素直に認めて、作り直すとは。これはインドではありえないような対応です。                                                 ”じゃ、是非お願いします。で、今手元にある間違った靴はどうしますか?”             ”ではいつか貴社のどなたかがバンガロールに来る機会があるでしょうから、その時にでも持たせてください”                                               ”OK、了解”                                                 繰り返しますが、インドでは珍しい誠意のある対応だと思います。                                                  今度は一週間ほどで出来るとのことですので、楽しみがまた増えたことにしておきましょう。

*新聞紙で簡単に包んでの梱包。だいたいこんなもんです。

*写真では目立ちませんが、上の靴はエナメルを塗ったようにピカピカです。いい年してそのような靴など履けません。下はやや小さめでしたが、インナーソールを抜くとまずまずに。いかにも手作りって感じですが、悪くはないと思います。

 

 

 

池袋の夜

青江美奈なんて歌手知らないですよね?今なら70歳を超えているかと思いますが、どうしているんだろう。独特のハスキーボイスが結構人気がありました。           ”♪どうせ気まぐれ東京の、夜の池袋~” で終わる歌なのですが、池袋が歌になったのは、彼女の歌くらいかも知れません。池袋というとどことなく場末的で、ロマンチックな響きがしません。しかし、家賃が比較的安めで、便利ということで、最近住むところとしてはたいそう人気とか。確かに、新宿ほどではないにしても、JR、私鉄、地下鉄が5本以上乗り入れていてどこに行くにも便利ですからね。 一応大学も1つ2つあるし。

池袋は西口、東口どちらが賑わっているでしょうか。イメージ的には西口には大学もあるため、若者が多くやや明るい印象がありますが、東口はまさに”夜の池袋”。          その歌の2番の後半には、                                            ”♪美久仁小路の明かりのように、待ちますわ、待ちますわ、さよならなんて言わせない、夜の池袋~” とあるように、演歌が似合ういい感じです。                       その歌にもなった美久仁小路にある居酒屋のカウンターである婦人と飲んでいると、となりで一人で飲んでいた男がいきなり声をかけてきました。しかし彼の顔を見た瞬間 ”これはやばいかも” と感じましたが、そこは適当に大人の対応をしていると、”あんたたちの関係は?” みたいな質問をしてきたので、”あんたには関係ないだろう” と言いたいのを飲み込んで、”まあ、親子じゃないけれと、親子みたいなもんですわ、ははは” なんて答えていたのですが、それを頃合にお勘定を頼みそそくさと店を後にしたのでした。                                   やくざではないかもしれないけど、普通の堅気という感じでもない。そういった所属のカテゴリーよりも、精神的に危ない人間ってところでしょうか。                       でも美久仁小路は私にとってはまた行ってみたくなるとても魅力的なところでした。少なくともインドには無いですからね、こーゆーの。

*美久仁小路入り口

*最近はこんな大衆居酒屋でも若い女性も普通にいますね。

 

あれも食いたい、これも食いたい

およそ半年振りの日本への一時帰国。昼はカレー系かピザなどで、朝は味噌汁付のまあ和定食といえなくもないですが、夜といったら簡単な和風おつまみ程度で済ましておりますので、日本に帰ったらすし、ラーメン、うなぎ、刺身あるいはいろんな果物や新鮮な野菜。 今の時期だったら秋刀魚の焼きたてで熱燗とか、この時期食べ物への楽しみは尽きることがないくらいです。

帰国して、翌日の朝は健康診断を予定していましたので、前の日は自宅で日本酒は楽しんだものの、さらに軽めに済ませました。翌日の朝は抜かなくてはなりません。これはいつものことですが、私は胃のレントゲンが良く撮れるためにそうするのだとばかり思っておりましたが、採血のために必要だと今回初めて知りました。血糖値が高く表示されるのを避けるためとか。なぜ低めにならないといけないのかは依然よく分かりませんが。             さて、11:00ごろ健康診断が終了し、朝食が配られる人もいたようですが、私は料金の安いオプションなのか、そのようなサービスは付いておらず。普通ならちょっとがっかりするかも知れませんが、その日は逆に自分の好きなものが食べられるわけで問題なーし。           さー、なにを食べようか。そのあたりはある程度土地勘はありましたが、朝から(といっても11時過ぎですが)ラーメンを食べる気にもならないし、居酒屋がやっている昼定食なんかも悪くなさそうでしたが、その日は昔日本にいるときにランチでよくお世話になった”はなまるうどん”に決定。11:30ごろだったとおもいますが、ほぼ満員で5-6人の列ができています。 ”ほほー、いまだに人気のようでなにより” で迷うことなく、いつものように”温玉ぶっかけうどん”を選択。吉野屋なんかではめったに若い女性は見ないですが、このはなまるうどんは若い女性も学生も、そしてお年寄りの多いこと。あ、ふと気がつくと、自分のその一人だった!消化もいいし、健康的ですからね。

その夜は、昔太宰治の愛したと言われるうなぎ屋で、熱燗と各種おつまみ、最後にうな重。うな重の前にいろんなおつまみを食べましたが、その後でもうな重は実に美味でした。夜あんなに食べたのは久方振りのことです。                                 その翌日からは秋刀魚の塩焼き、すし、社員用レストランの定食、そば、などと続くのですが、なぜかラーメンを食べる機会がありませんでした!朝からラーメンを食べる気にならないし、今は飲んだ後にラーメンなど食べると胃がもたれることになるので、お昼のみにチャンスがあるのですが、そうなると意外にチャンスがありません。結構そんなもんなんですね。次回の一時帰国では事前に食べる日を予定しておこう。

逆走には慣れたけど

日本人関係のゴルフの集まりは、多くの場合はグルガオン(デリー南西の隣町)にあるゴールデングリーンズという場所で開催されます。今の時期、受付が5:30から、プレー開始が6:30~7:00ごろになり、デリーからは空いている早朝でも車で1時間ほどかかりますので、4時前に起きて、4:30には出発しなければなりません。それどころか、ニムラナというデリーから見てグルガオンの反対方向、そこは既にグジャラートという隣の隣の州になりますが、日本企業の工場地帯もあり、そこから来る人も結構います。ニムラナからゴルフ場までは2時間ぐらいかかりますので、その辺に住んでいる人たちは3時前に起きることになります。                                                     それでも、そんな早起きをものともせずコンペの時には皆ちゃんと来るのですから、ゴルフとはよほど面白いものなのか。もっともインドでは休日にゴルフ以外にこれと言ってやることもない、娯楽がない、というのも事実ではあります。                                                      4:30といえばもちろん世間は真っ暗。そんな週末のある日のこと、日中では考えられないような空いた片側2車線の道路の内側車線を(MGロードという幹線です)、70Kmぐらいのスピードで調子よく走っていると、オートバイが正面から逆走して来ました。逆走には慣れているものの ”バカヤロー、逆走するなら道の端っこを走れ!” と心のなかで叫びつつ、なんなくかかわせました。オートバイですから、車幅はないので、ちょっとハンドルを切るだけでかわせます。ほっとする間もなく、今度は2つのライト、すなわち自動車が真正面に現れました。 すわっ!正面衝突!!                                         幸か不幸か、その対向車はまったく避ける気配なく、堂々とこちらに向かってまっすぐに走ってくれたので、私の車が左によけることで、間一髪正面衝突を避けられました。 冷やせをかきながら、”インドとは言え、まったくひでーマナーだな!”。 ところが、左側の車線に移って、前方を見ると、後から後から車が繋がって来るではないですか。 なんと、そこの部分は一時的に片側対面通行になっていたのです。                             しかし、何の案内もなく、2車線の道路を2つに区切るでもなく、人が立って案内をしているわけでもありません。いきなり、なんの前触れもなく、真っ暗のなか自分の走っている車線が、反対方向を走る車の車線になっていたのでした。”おいおい、デリーポリスは何をしてるんだ!?これでは事故らない方が不思議だろ。せめて”左を走れ” とか”対面通行中” とか何とか表示しておけよな” 仮に昼間であれば、反対車線が工事かなにかで通行止めしているのが見えたかも知れません。しかし街灯もほとんどなし、信号も機能していない真夜中の道路でこんなことをされてはたまったものではありません。

気を取り直して、その先しばらく行くと、今度は”DELHI POLICE” とかかれた黄色のバリケードのようなもので道路を半ば封鎖しています。そこは大きくゆっくりと左右にハンドルを切らないと先に進めません。”今度はデリーポリス、なんのためにこんな迷惑なことやってるんだ!こんなことをやって何の意味があるんだ?” 事件でもあって検問している、というなら分かります。しかしPoliceは道路脇の椅子に座って、なかば居眠りしているだけです。ただ、通行の邪魔をしているだけにしか見えません。ライトが壊れたまま走っている車もあるので、そんな車に突っ込まれたら、お廻りさんたちもただでは済まないでしょう。        ”そんなことしている暇と人がいるなら、この先の対面通行を案内しろよな”。             まったく理解に苦しみます。

 

パパイヤ

”食べるとお父さんを嫌いになってしまうフルーツなーんだ?!” なんてなぞなぞがありましたが、パパイヤもマンゴー同様、日本では買って食べる習慣がなかったせいでしょうか、インドに来て3年半にもなるのに、これまで自分で買って食べることはありませんでした。もちろんホテルなどで朝食のデザートとしては普通に食べていましたが。             英語ではPapaya。パパヤと読みたくなるのですが、発音はやはりパパイヤが近いようです。                                                  Govindちゃんによると、10月の今頃がパパイヤの一番良いシーズンなそうな。パパイヤはマンゴーと違って、種の部分が少なく実の部分が多く食べやすそうだし、じゃ一度買ってみるか、と食料品を買うついでにスーパーで一個買ってみました。

*左隅に写っているのは”100円ライター”。停電のときはガスの点火に必要なので、常備しています。大きさの目安に置いてみました。

 

*中に種があるものと無いものがあるのですが、味は同じそうです。たまたま種無しパパイヤでしした。右の写真はサイトからコピーした種のあるパパイヤ。なんかきれいな黄色で高級そうに見えますね。

ひとつなんと39ルピー(約60円)。小さいスイカほどもあるパパイヤ、重さも1Kg以上はあります。運賃だけでも60円ぐらいはかかるのでは?どうやって利益を出すんだろう、また生産者の売値どんなものなんだろうかなどと心配になるくらいです。”生産する”のではなくて、ただ自然に生えているものを取ってくるだけなんだろうか。。。それにしても驚くべき安さ。

*パパイヤの木。(木ではなく草として種類分けされる場合もあるらしい)こちらもサイトからのものですが、種を撒くと簡単に発芽し、観葉植物としても楽しめるとか。

これひとつあれば3日も4日も食べ続けることになります。 一人暮らしの私が、なんとなく買うことを躊躇していたのは、この辺も理由だったのかも知れません。

今回買ったものはちょうどよい熟れ具合で、味もなかなかのもの。個人的にはマンゴーの方が好みではありますが、人によってはパパイヤの方が好きな人もいるかも。マンゴーは4月下旬から8月ぐらいまでだけなのですが(冷凍物はある)、パパイヤは不思議なことに年中売っています。 日本でも売っているのだろうか?今週日本に一時帰国するのでお土産にでも買って帰ろうか。日本での検疫?これまでの経験からは問題なし!万が一摘発されても大した”損害”でもないし。

街の靴屋さん

CAの面接試験が行われていたバンガロールのホテルを出て、事務所へ向かう途中、一緒に歩いていた現地スタッフがある店の前で急に止まりました。何だろう?と見てみるとそこは靴屋です。そのスタッフはムンバイから来ていたのですが、そこはハンドメイドの靴屋で、ちょっと興味が沸いたようです。そういえばデリーでは靴の修理屋にはお世話になったけど、ハンドメイドの靴屋にはお目にかかったことなかったので、私も覗いてみました。                                                    彼は現地の言葉で値段を聞いているようです。一足3,500ルピーほど(約5,600円)。    まあまあの価格です。インドでは決して安いという金額ではありません。           でもその彼は即買うことに、というか作ることに決めました。ほうほう、なかなか決定が速いね。”以前もこんな店で作ったことあるの?” と聞くと ”いや初めてですよ”  ”ふーん、そうですか。なかなか良さそうだから私も作ってみようかな” と私もなんとなく即決。彼とまったく同じスタイルの靴を作ってもらうことにしました。

*店と言えるような構えではないですが、インドではこんなもんです。左の人物が会社のスタッフで、足の採寸しているところです。

*”店内” の様子。雑然としていますが、靴そもののはなかなか高品質に見えました。バッグなんかも吊るしてありましたが、ちょっとセンスが・・・

靴下を脱いで、足の型取りと甲の部分の外周の長さを計って終了。これで甲の部分の高さが決まるのでしょう。いつできるのかと聞くと、”20日後です” ”え!?今日帰るんだから、今日出来なかったら持って帰れないよ” ”いや、出来たら郵送してくれるんですよ。送り先をここに書いてください” ”それはそれでいいけど、ちゃんと送ってくれるんかね?” ”まず、2,000ルピーを支払って、到着したら残金を払うことになります。現地のスタッフに残金を渡しておいて、納品を確認したら、残金を持ってきてもらうことにしますから大丈夫でしょう” なるほどね。インドの配送システムはまったく信用できないと思うけど、もう乗りかけた船だからダメもとで試してみるか・・・デリーの事務所に送ってもらうことにして、名刺を置いてきました。

*白い紙の上で足の型取り。鉛筆で足の回りをなぞるだけです。私は左右の大きさがやや違うので両方の足を同じ紙の上で交差させて型を取りました。

事務所に着いてこの話をしてみると、ある別のスタッフは、”そういうのどうなんですかね?地元の靴屋でつくるなら、作っている途中で”試し履き”などできるからいいけど、一発勝負ですからねえ。修正するならまたここに来なくちゃなりませんよ”                         なるほど、それもそうだけど、もう遅いよ!                               ハンドメイドの靴屋はデリーにもないことは無いようです。昔は時計修理屋とか街の電気屋とか写真屋(現像屋)があちこちにあったように、ハンドメードの靴屋も普通にあったんでしょうが、今や会社というか工場で作った多くの靴の中から選べばまず問題ないでしょうから、さすがのインドでも珍しい存在になりつつあるのでしょう。                                  同じように、インターネットのおかげで、駅前にあると相場が決まっていた銀行の店舗とか不動産屋の店舗なんかもこれからは無くなっていくんでしょうか。もう店舗に行く必要がないですからね。                                                とにかく20日後にちゃんと届くか?またその履き心地はいかに?追って報告します。

スチュワーデス募集

”スチュワーデス”という言葉はもうほとんど使われなくなりましたね。今ではキャビンアテンダント、略してCA、あるいはキャビンクルー、エアーホステスとか。 エアーホステスという言い方はやや侮辱的か。 CAが一番一般的かも知れません。                                       筆者が学生のころはスチュワーデスといえば、まだ女性のあこがれの職業のひとつでした。中学校の同級生でJALの国際線CA(以下CA)になった女性がいましたが、当時それはそれは恵まれた待遇で、給与の高さも去ることながら、仕事の日は東京の自宅から成田までタクシーで送り迎えしてくれる、と聞いてびっくりしたものです。 数年前、JALが左前になったときには、そんな法外とも言える待遇を思い出したものです。                                      また、面白いことに他の同級生の女子からは、CAになった彼女に対し、陰で悪口を言う言う。それもやっかみがなせるものだったに違いありません。

さてスリランカから帰った翌週、バンガロールにて上期総括の会議を持ったのですが、2日目の朝、ホテルのロビーに、普段見たこともないようなすばらしいスタイルの若い女性が何人か目に入ってきました。彼女たちは受付とちょっと言葉を交わし、ホテル内のどこかに消えてゆきました。それだけだったらまあまあ普通のことですが、似たような女性たちが次から次とホテルに入ってきます。                                               ”あれー、これは尋常ではないぞ。なにかモデルでも集まるイベントでもあるのか?” と思い、ホテルのイベント案内をみると ”Indigo Air Cabin Crew Interview” とあります。なるほど。CAの採用面接の日だったのです。私も含め、会社の他のスタッフも見とれていて、ロビーにあるソファーを離れようとしません。”会議は9時からはじまるんだけど・・・” しかし元々時間などあってないようなインドですから、誰も時間を気にしていない様子。 ま、すこしぐらいいいか。

ところで、インドではCAはまだ憧れの職業か?との問いに対しては、”給与はいいので志望者は多いけど、家庭によってはダメというところも少なからずある” そうです。インドではウェイトレスという職業が無いに等しいと言えるように、女性がお客にサービスする職業を嫌う家庭も多いようです。それは宗教とは無関係ではないでしょうが、カーストとは関係はないそうです。カーストは職業から来ているとも言えますので、カーストができた時代はIT技術者と同じようにCAなんてな無かったわけですから、納得できます。                  ちなみに給与はどのくらいかというと、10万ー15万ルピー/月(約16万円から23万円ぐらい)とのことで、確かに同世代の一般事務職と比べたら、3-4倍ぐらいの違いがあります。しかし、CAの”寿命”は短く、せいぜい4-5年で地上職に配置換えになり、そのまま一般的な給与で働くか、ホテルなどに転職してゆく人が多いそうです。たまたま質問した会社のスタッフのアパートにCAの家族が住んでいたので、詳しいことを知っているとのことでした。でも、給与など聞けるのだろうか?インドなら普通に聞けるかも知れません。                            ただし、エアーインディアは別です。こちらは国営のため、待遇が良いだけでなく、首を切られることがありません。よって、エアーインディアのCAは恰幅のいいおばさんばかりで、ベテランになるとビジネススクラスを担当するとか。序列から言うとわからないでもないですが、高い料金払って、贅肉たっぷりのおばさんCAじゃなー・・・こちらはJALとは別の理由で左前になる日も近いか。いやもうなっているかも。

スリランカへの旅-3

4日目にして初めて首都コロンボに宿泊。                              ホテルは海岸沿いのとても良いロケーションです。翌朝、日課の散歩は海沿いを歩いてみることにしました。首都という大きな町のせいでしょうか、インドほどではないにしても結構ごみが目につきます。

*線路の右側が海です。写真ではあまり目立ちませんが、沿道に結構ごみが捨てられておりました。でもインドよりはずっとマシ。

*線路を渡って海岸へ。

線路沿いに30分ほど歩いていたのですが、線路の反対側はすぐ海です。せっかくだから海にまで行ってみようと線路を横切ろうとすると、ある男が近づいてきて ”電車が来るから気をつけて” と言います。”OK,OK。No Problem!” と線路を渡り始めるとその男も着いて来ます。そしてお決まりの質問 ”どこから?” ”ん?インドから” というと ” その顔はインドではないよ” そりゃそうだ。 ”もとは日本だけど・・・” と言うと ”Ohhhh! Japan!!” と大げさに驚いて見せまます。”私はあそこのホテルでコックとして働いているんですが、私の兄弟が日本人と結婚して、今名古屋にいますよ” ”ほうほう、それはちょっと奇遇ですね” と心の中で思っただけですが、その男、”ちかくにとても有名なお寺があるから案内させてください” と言います。”いやホテルに帰るところだから” と固辞。”ほんの10分ですから。ほら(3輪の)タクシーも拾いましたし” ”いや、興味ないし。帰りますよ” でもその男私の手を引いて連れて行こうとします。 まあ、こんな早朝から追い剥ぎでもなかろうし、貴重品も持ってないし、本当は時間があったので、”じゃ、10分だけ” と言って3輪オート(インドのオートリキシャーと同じ)に乗り込みました。                                         ”ここは仏の髪の毛を祭ってあるんですよ。コロンボではとても有名な寺院です” ”はあ、そうですか。仏の髪の毛や歯がなんでそんなにありがたいの?” と内心では思いつつ、でも彼は真剣にお祈りしています。

*お寺の入り口。

*中の仏像。色がとてもカラフルです。

寺の中を10分ほど案内をしてくれて、来る時に乗った同じ3輪オートに乗り、今度は近くのお寺直営のティーショップに案内すると言います。おいおい、こいつもお決まりの、店の回しものか? 観光客をガイドして、帰りにお店に案内して、マージンをせしめるあれです。                                                ”興味がないからいいよ” と固辞しているともう着いてしまいました。 朝の7時前なのにもう開いてます。 ”興味がないし、お金もないから” と強い調子で断ると、ちょっとがっかりしたように、再びタクシーを走らせました。                                 さて、ホテルの近くに着くと、なんと”タクシー代を払ってくれ” と言います。”ばかいうな。お前が勝ってに誘ったんだろう。自分で払えよ。そもそもお金持ってないし” その男は私のはいていたショートパンツのポケットに一瞬目を向けます。実際財布は持っていなかったのですが、裸の現金を1,000円分ぐらいは持っていたものの紙幣ですので、外からはわかりません。3輪オートを降りて、歩いて帰ろうとすると、今度は3輪オートの運転手まで”金払え” と言い出しました。”ふん!知ったことか” と無視してさっさとそこを離れたのでした。                                                      それまでなかなか良い印象だったスリランカの旅も、最後に来てやや印象悪化。でもこの男も金を巻き上げようとしていたわけではなく、(日本人ならお金もってるはずだから)タクシー代くらい払ってくれて当然、という感覚だったのかも知れません。                  そうは行きませんぜ。誘った方が支払う、というのは世界共通の常識でせう。