パパイヤ

”食べるとお父さんを嫌いになってしまうフルーツなーんだ?!” なんてなぞなぞがありましたが、パパイヤもマンゴー同様、日本では買って食べる習慣がなかったせいでしょうか、インドに来て3年半にもなるのに、これまで自分で買って食べることはありませんでした。もちろんホテルなどで朝食のデザートとしては普通に食べていましたが。             英語ではPapaya。パパヤと読みたくなるのですが、発音はやはりパパイヤが近いようです。                                                  Govindちゃんによると、10月の今頃がパパイヤの一番良いシーズンなそうな。パパイヤはマンゴーと違って、種の部分が少なく実の部分が多く食べやすそうだし、じゃ一度買ってみるか、と食料品を買うついでにスーパーで一個買ってみました。

*左隅に写っているのは”100円ライター”。停電のときはガスの点火に必要なので、常備しています。大きさの目安に置いてみました。

 

*中に種があるものと無いものがあるのですが、味は同じそうです。たまたま種無しパパイヤでしした。右の写真はサイトからコピーした種のあるパパイヤ。なんかきれいな黄色で高級そうに見えますね。

ひとつなんと39ルピー(約60円)。小さいスイカほどもあるパパイヤ、重さも1Kg以上はあります。運賃だけでも60円ぐらいはかかるのでは?どうやって利益を出すんだろう、また生産者の売値どんなものなんだろうかなどと心配になるくらいです。”生産する”のではなくて、ただ自然に生えているものを取ってくるだけなんだろうか。。。それにしても驚くべき安さ。

*パパイヤの木。(木ではなく草として種類分けされる場合もあるらしい)こちらもサイトからのものですが、種を撒くと簡単に発芽し、観葉植物としても楽しめるとか。

これひとつあれば3日も4日も食べ続けることになります。 一人暮らしの私が、なんとなく買うことを躊躇していたのは、この辺も理由だったのかも知れません。

今回買ったものはちょうどよい熟れ具合で、味もなかなかのもの。個人的にはマンゴーの方が好みではありますが、人によってはパパイヤの方が好きな人もいるかも。マンゴーは4月下旬から8月ぐらいまでだけなのですが(冷凍物はある)、パパイヤは不思議なことに年中売っています。 日本でも売っているのだろうか?今週日本に一時帰国するのでお土産にでも買って帰ろうか。日本での検疫?これまでの経験からは問題なし!万が一摘発されても大した”損害”でもないし。

街の靴屋さん

CAの面接試験が行われていたバンガロールのホテルを出て、事務所へ向かう途中、一緒に歩いていた現地スタッフがある店の前で急に止まりました。何だろう?と見てみるとそこは靴屋です。そのスタッフはムンバイから来ていたのですが、そこはハンドメイドの靴屋で、ちょっと興味が沸いたようです。そういえばデリーでは靴の修理屋にはお世話になったけど、ハンドメイドの靴屋にはお目にかかったことなかったので、私も覗いてみました。                                                    彼は現地の言葉で値段を聞いているようです。一足3,500ルピーほど(約5,600円)。    まあまあの価格です。インドでは決して安いという金額ではありません。           でもその彼は即買うことに、というか作ることに決めました。ほうほう、なかなか決定が速いね。”以前もこんな店で作ったことあるの?” と聞くと ”いや初めてですよ”  ”ふーん、そうですか。なかなか良さそうだから私も作ってみようかな” と私もなんとなく即決。彼とまったく同じスタイルの靴を作ってもらうことにしました。

*店と言えるような構えではないですが、インドではこんなもんです。左の人物が会社のスタッフで、足の採寸しているところです。

*”店内” の様子。雑然としていますが、靴そもののはなかなか高品質に見えました。バッグなんかも吊るしてありましたが、ちょっとセンスが・・・

靴下を脱いで、足の型取りと甲の部分の外周の長さを計って終了。これで甲の部分の高さが決まるのでしょう。いつできるのかと聞くと、”20日後です” ”え!?今日帰るんだから、今日出来なかったら持って帰れないよ” ”いや、出来たら郵送してくれるんですよ。送り先をここに書いてください” ”それはそれでいいけど、ちゃんと送ってくれるんかね?” ”まず、2,000ルピーを支払って、到着したら残金を払うことになります。現地のスタッフに残金を渡しておいて、納品を確認したら、残金を持ってきてもらうことにしますから大丈夫でしょう” なるほどね。インドの配送システムはまったく信用できないと思うけど、もう乗りかけた船だからダメもとで試してみるか・・・デリーの事務所に送ってもらうことにして、名刺を置いてきました。

*白い紙の上で足の型取り。鉛筆で足の回りをなぞるだけです。私は左右の大きさがやや違うので両方の足を同じ紙の上で交差させて型を取りました。

事務所に着いてこの話をしてみると、ある別のスタッフは、”そういうのどうなんですかね?地元の靴屋でつくるなら、作っている途中で”試し履き”などできるからいいけど、一発勝負ですからねえ。修正するならまたここに来なくちゃなりませんよ”                         なるほど、それもそうだけど、もう遅いよ!                               ハンドメイドの靴屋はデリーにもないことは無いようです。昔は時計修理屋とか街の電気屋とか写真屋(現像屋)があちこちにあったように、ハンドメードの靴屋も普通にあったんでしょうが、今や会社というか工場で作った多くの靴の中から選べばまず問題ないでしょうから、さすがのインドでも珍しい存在になりつつあるのでしょう。                                  同じように、インターネットのおかげで、駅前にあると相場が決まっていた銀行の店舗とか不動産屋の店舗なんかもこれからは無くなっていくんでしょうか。もう店舗に行く必要がないですからね。                                                とにかく20日後にちゃんと届くか?またその履き心地はいかに?追って報告します。

スチュワーデス募集

”スチュワーデス”という言葉はもうほとんど使われなくなりましたね。今ではキャビンアテンダント、略してCA、あるいはキャビンクルー、エアーホステスとか。 エアーホステスという言い方はやや侮辱的か。 CAが一番一般的かも知れません。                                       筆者が学生のころはスチュワーデスといえば、まだ女性のあこがれの職業のひとつでした。中学校の同級生でJALの国際線CA(以下CA)になった女性がいましたが、当時それはそれは恵まれた待遇で、給与の高さも去ることながら、仕事の日は東京の自宅から成田までタクシーで送り迎えしてくれる、と聞いてびっくりしたものです。 数年前、JALが左前になったときには、そんな法外とも言える待遇を思い出したものです。                                      また、面白いことに他の同級生の女子からは、CAになった彼女に対し、陰で悪口を言う言う。それもやっかみがなせるものだったに違いありません。

さてスリランカから帰った翌週、バンガロールにて上期総括の会議を持ったのですが、2日目の朝、ホテルのロビーに、普段見たこともないようなすばらしいスタイルの若い女性が何人か目に入ってきました。彼女たちは受付とちょっと言葉を交わし、ホテル内のどこかに消えてゆきました。それだけだったらまあまあ普通のことですが、似たような女性たちが次から次とホテルに入ってきます。                                               ”あれー、これは尋常ではないぞ。なにかモデルでも集まるイベントでもあるのか?” と思い、ホテルのイベント案内をみると ”Indigo Air Cabin Crew Interview” とあります。なるほど。CAの採用面接の日だったのです。私も含め、会社の他のスタッフも見とれていて、ロビーにあるソファーを離れようとしません。”会議は9時からはじまるんだけど・・・” しかし元々時間などあってないようなインドですから、誰も時間を気にしていない様子。 ま、すこしぐらいいいか。

ところで、インドではCAはまだ憧れの職業か?との問いに対しては、”給与はいいので志望者は多いけど、家庭によってはダメというところも少なからずある” そうです。インドではウェイトレスという職業が無いに等しいと言えるように、女性がお客にサービスする職業を嫌う家庭も多いようです。それは宗教とは無関係ではないでしょうが、カーストとは関係はないそうです。カーストは職業から来ているとも言えますので、カーストができた時代はIT技術者と同じようにCAなんてな無かったわけですから、納得できます。                  ちなみに給与はどのくらいかというと、10万ー15万ルピー/月(約16万円から23万円ぐらい)とのことで、確かに同世代の一般事務職と比べたら、3-4倍ぐらいの違いがあります。しかし、CAの”寿命”は短く、せいぜい4-5年で地上職に配置換えになり、そのまま一般的な給与で働くか、ホテルなどに転職してゆく人が多いそうです。たまたま質問した会社のスタッフのアパートにCAの家族が住んでいたので、詳しいことを知っているとのことでした。でも、給与など聞けるのだろうか?インドなら普通に聞けるかも知れません。                            ただし、エアーインディアは別です。こちらは国営のため、待遇が良いだけでなく、首を切られることがありません。よって、エアーインディアのCAは恰幅のいいおばさんばかりで、ベテランになるとビジネススクラスを担当するとか。序列から言うとわからないでもないですが、高い料金払って、贅肉たっぷりのおばさんCAじゃなー・・・こちらはJALとは別の理由で左前になる日も近いか。いやもうなっているかも。

スリランカへの旅-3

4日目にして初めて首都コロンボに宿泊。                              ホテルは海岸沿いのとても良いロケーションです。翌朝、日課の散歩は海沿いを歩いてみることにしました。首都という大きな町のせいでしょうか、インドほどではないにしても結構ごみが目につきます。

*線路の右側が海です。写真ではあまり目立ちませんが、沿道に結構ごみが捨てられておりました。でもインドよりはずっとマシ。

*線路を渡って海岸へ。

線路沿いに30分ほど歩いていたのですが、線路の反対側はすぐ海です。せっかくだから海にまで行ってみようと線路を横切ろうとすると、ある男が近づいてきて ”電車が来るから気をつけて” と言います。”OK,OK。No Problem!” と線路を渡り始めるとその男も着いて来ます。そしてお決まりの質問 ”どこから?” ”ん?インドから” というと ” その顔はインドではないよ” そりゃそうだ。 ”もとは日本だけど・・・” と言うと ”Ohhhh! Japan!!” と大げさに驚いて見せまます。”私はあそこのホテルでコックとして働いているんですが、私の兄弟が日本人と結婚して、今名古屋にいますよ” ”ほうほう、それはちょっと奇遇ですね” と心の中で思っただけですが、その男、”ちかくにとても有名なお寺があるから案内させてください” と言います。”いやホテルに帰るところだから” と固辞。”ほんの10分ですから。ほら(3輪の)タクシーも拾いましたし” ”いや、興味ないし。帰りますよ” でもその男私の手を引いて連れて行こうとします。 まあ、こんな早朝から追い剥ぎでもなかろうし、貴重品も持ってないし、本当は時間があったので、”じゃ、10分だけ” と言って3輪オート(インドのオートリキシャーと同じ)に乗り込みました。                                         ”ここは仏の髪の毛を祭ってあるんですよ。コロンボではとても有名な寺院です” ”はあ、そうですか。仏の髪の毛や歯がなんでそんなにありがたいの?” と内心では思いつつ、でも彼は真剣にお祈りしています。

*お寺の入り口。

*中の仏像。色がとてもカラフルです。

寺の中を10分ほど案内をしてくれて、来る時に乗った同じ3輪オートに乗り、今度は近くのお寺直営のティーショップに案内すると言います。おいおい、こいつもお決まりの、店の回しものか? 観光客をガイドして、帰りにお店に案内して、マージンをせしめるあれです。                                                ”興味がないからいいよ” と固辞しているともう着いてしまいました。 朝の7時前なのにもう開いてます。 ”興味がないし、お金もないから” と強い調子で断ると、ちょっとがっかりしたように、再びタクシーを走らせました。                                 さて、ホテルの近くに着くと、なんと”タクシー代を払ってくれ” と言います。”ばかいうな。お前が勝ってに誘ったんだろう。自分で払えよ。そもそもお金持ってないし” その男は私のはいていたショートパンツのポケットに一瞬目を向けます。実際財布は持っていなかったのですが、裸の現金を1,000円分ぐらいは持っていたものの紙幣ですので、外からはわかりません。3輪オートを降りて、歩いて帰ろうとすると、今度は3輪オートの運転手まで”金払え” と言い出しました。”ふん!知ったことか” と無視してさっさとそこを離れたのでした。                                                      それまでなかなか良い印象だったスリランカの旅も、最後に来てやや印象悪化。でもこの男も金を巻き上げようとしていたわけではなく、(日本人ならお金もってるはずだから)タクシー代くらい払ってくれて当然、という感覚だったのかも知れません。                  そうは行きませんぜ。誘った方が支払う、というのは世界共通の常識でせう。

 

スリランカへの旅-2

翌朝チェックアウトして、Mr. OOの請求書を見てみると、診察代も薬の請求もありません。 只?タダほど高いものは無いというけれど、そうだとするとインドでは考えられないサービスです。それどころかインドでは外国人と見ると値段を吹っかけるとも言われております。スリランカの印象さらに向上。

Mr. OOは解熱剤のお陰で小康状態を保っているようでしたが、”やはりダメそうなので、今日日本に帰ろうと思います”。 チケットを買い直してまで帰ろうというのだから余程調子が悪いに違いありません。JALに連絡をとって、新たに買いなおし、お昼の12時ごろタクシーでコロンボに向けて出発することになりました。                                一方私はそれまでブラブラしていてもしょうがないので、Mr. OOを冷たく放置して、予定通りシギリアロックに行ってみることにしました。シギリアロックはスリランカでは1-2を争う観光地です。そこはオーストラリアのエアーズロックのような大きな岩山で、昔の王様がそこを要塞に仕立てたところとして有名です。

頂上までの高低差およそ300mですから、登頂には1時間ほどかかります。もう日差しは高く、暑かったですが、ここまで来て登らない手はないと、覚悟を決めてスタート。途中では、息も絶え絶えに階段の途中に座り込むご婦人などもいて、”あれだけ太っていたら、この急な登りは厳しいだろうな” などと思いながら、大汗かいて一気に頂上まで登頂。そこから360度の眺めは絶景でした。吹き飛ばされるぐらい強い風が吹いていましたが、時間があればそこでのんびりするのもいいでしょう。でも私にはMr. OOを見送るために12:00前にホテルに帰らなければなりません。

*左の写真はライオンの足をかたどっていますが、出来たときは全身の石像だったそうです。右は頂上からの風景。360度のパノラマです。

*不思議なことに頂上に池がありました。雨水を貯めたものか?

Mr. OOを見送った後、その日は一人で200Kmほど離れたKandyという街に向かいました。                                 スリランカはデリーと違って、海に囲まれているので、普通にフィッシュカレーが食べられるだろうと考えていたのですが、それまで内陸を移動していたせいか、なかなかその機会に恵まれませんでした。Kandyに向かう途中、ようやくフィッシュカレーを食べる機会に恵まれたのですが、期待していたえびカレーは無く、川魚(鯉)のカレー。これじゃデリーと変わらず。

*普通昼間からお酒を出すところは少ないようで、途中酒屋にてビールを仕入れ、ランチの前に車のなかで地元のLionビールを一杯。右が鯉のカレーです。その他は野菜のカレーといった感じ。

KandyはColomboに次いでスリランカでは第2の街。標高600Mほどの高原で、一年を通して22度~28度と極めて過ごしやすいところです。

*このKandyには仏の歯を祭ってある、”仏歯寺”という有名なお寺もあります。その周りに湖などもあるいかにも高原の街という雰囲気です。

Kandyでのホテルは冷蔵庫も無いし、WiFiが使えるのはロビーのみという今では考えられないような設備。しかも客が通る通路のあちこちに掃除用具などが置いてあったりして、前日のホテルとの落差があまりにも大きくちょっとがっかり。夕食は続けてカレーを食べる気にもならず、春巻きなどをおつまみにビールを2本ほど飲んで終了。でもビール、春巻きは問題なし。

*Kandyでのホテル全景。結婚式なども行われてましたので、格式としてはまあまあのホテルなんでしょう。

スリランカへの旅-1

今回のお客さんの一人であるおじさんは(Mr. OOとしておきましょう)、すき焼lきパーティーの翌日からアグラ(タージマハール)からジャイプールを一人旅して、水曜日に私とIGI(デリー)空港で待ち合わせて、一緒にスリランカに行く計画です。私は3年半もインドにいますが、いまだスリランカに行ったことがありません。噂によると、インドより街はずっときれいだし、人も信用できる人が多いとか。しかし、それもインドと比べてのことでしょうから、推して知るべし。

*めずらしくショートヘアーのインド女性!と思いきや、ここはすでにスリランカ(エアーの機内)でした。ふくよかさは似たようなものですが。

初日はコロンボの近くのネゴンボという町のホテルで一泊。翌朝、手配してもらったタクシーのJagathさんという人のお迎えで、内陸のダンブーラとシギリア方面に出発。車から見える街並みは、ごみはほとんどなく、たしかにインドよりはずっときれいでした。

*途中道端で果物を売っている露店と、その脇のゆでとうもろこし。インドではみな焼きとうもろこしですが、こちらではみなゆでたとうもろこしを塩水に浸して売ってました。”スイートコーンか?” と聞くと ”そうだ” というので試してみましたが、スイートコーンのような、そうではないような。日本のが甘すぎるのか?岩塩を浅い鍋に撒いて、そこに水を入れて塩水を作っていたので、”その水はきれいな水か?” と遠慮なく聞くと、奥にある大きな飲用水タンクを見せてくれました。運転手によるとスリランカでは水道の水も飲めるとか。

およそ4時間ほどのドライブでダンブーラ到着。その日のホテルはCinnamon Hotelといって超豪華。というか離れの一軒家のようになったビラ形式のホテルで、周りの環境も抜群です。

*Cinnamon Hotel. この一階と二階が我々の部屋です。

ところがMr. OOさん、”どうも本調子では無い” としきりに訴えます。日本を出る前から少々風邪気味だったようですが、インドで3日間一人旅して疲れたのか。それほど暑くはないと思うのですが、本人は、熱中症かな、などと言っています。 というわけで、夕食まで休んで様子を見ることに。                                            そろそろ夕食の時間と思われる7時ごろに電話してみると、”ちょっとダメですね。38.5度もあります” ”じゃ、医者に見てもらうか?”  ”そうですね” と素直に応ずるところを見ると相当悪そう。ホテルのフロントで事情を話すと、”では、この近くの病院に行けますか?車で10分ぐらいです。10,000ルピー(7,000円ほど)ぐらいかかるとおもいますよ” ”わかりました。とにかくすぐに行くようにします”。 するとホテルのなかからなぜかコックが出てきて、”私が一緒にお供します、念のためですけど”  ”はあ・・・、よろしくお願いします” ホテルは車も用意してくれました。                                                5分も経たないうちに病院に到着。インドでも行ったことが無い病院ですが、スリランカで初体験することに。そこは公立病院をいうことでしたが、病院をいうより、”村の診察室” という感じで、一目で看護婦さんと分かる女性以外は、患者とも使用人とも見分けがつかない男たちが5-6人たむろしています。”このなかの誰かが医師なのだろうか?” 外で5分ほど待っていると、Tシャツにビーサン履いた真っ黒な小さな男が出て来て椅子に座りました。そこは診察室ではなくて外なのですが、どうも彼が医師のようです。 Mr. OOを前に座らせ  ” どうしました?” 状況を話すと、胃腸の辺りを押してみたり、喉を見たりして、一応診察らしきことはしてくれました。                                         ” 心配いらないと思うけど、これを飲んでください” と紙切れに薬の名前らしき文字を書いてくれました。 診察時間、およそ5分。付き添いのコックは了解したようで、そのメモを持って車に乗り込みます。すぐ近くの薬局に連れて行ってくれたのですが、メモに書いてある薬は無かったのか、だれでも買えるパナドール(解熱剤)を出してくれました。                                                 不思議なのは、医院でも薬局でもお金を払ったようでもなく、請求書をもらった様子がないことです。明日チェックアウトのときにホテルから請求されるのだろうか?でもホテル内の診療所でも無いしなー・・・

千客万来

千客万来、と言ってはちょっと大袈裟ですが、同時に3人ものお客さん、それも別のグループ(2人と1人)が一緒になるとはとても珍しいことです。さらに2人のグループは若い女性2人組と、自分の年を考えるとまずあり得ない賓客。重なった場合は断ってもよかったのですが、一緒になるのは一泊だけだし、お互いそれなりに繋がりがある関係でもありましたので双方了解の元、3人で泊まっていただくことになりました。                     JAL便は到着予定は午後5時ごろの予定だったのですが、台風の影響で?出発は2時間も遅延。強烈な台風とはいえ、台風22号はまだフィリピンの辺りだし、飛行機は台風のはるか上空を飛ぶはずだから関係ないと思うけど、と楽しみにしていたすき焼きが遅れることにいささか不機嫌な私。                                            それでもJALもがんばったらしく、1.5時間遅れほどでIGI空港に無事到着。”初めまして” ”この人がXXさんのお嬢さん。こちらのお嬢さんはそのお友達” ”こちらがお父さん(XXさん)の先輩でOOさん” てな感じで紹介を済まし、一同車で我がアパートへ。

その日もいつものように日本から牛肉を買ってきてもらって”すき焼きパーティー”。     ワンパターンですが、すぐに出来るし、ビールのつまみにぴったりだし、4人ぐらいで鍋を囲むってのは、和やかな雰囲気を醸し出すしで、なかなか優れものです。そもそも牛肉をインドで食べるってことそのものがまずないことですので、あたかもマツタケなんかをいただくような希少価値感と、(基本的に食べることは禁止されていますので)少々の緊張感さえあります。

*たまたますき焼き用タレもあって、製作はとてもすばやくできました。

*最後は定番”すきうどん”で〆。

翌日若い2人のお嬢様方は、朝4時半にラダック(Lehの近くの4,000m級の高原)へ向かい、残されたおじさん2人は、(若い女性2人が居なくなって)火が消えたようなアパートで、ふたたびベッドに戻り8時すぎまで2度寝したのでした。おじさんたちは水曜日からスリランカ旅行を予定しています。

以下の写真はお嬢様方から送ってもらったラダックの写真です。

*ラダックにある有名な湖とヒマラヤにつながる山々です。とてもインドとは思えません。

*背後に見える白い稜線はきっとヒマラヤの一部と思います。

 

 

新聞記事より

このところ”新聞記事より” が頻繁な感がありますが、今日も3つお届けします。

1.英国の大学に入学する娘のために12人の召使いを募集。

*インドの金持ちは”半端ない” ということを聞いたことがあると思いますが、あるインドの大金持ちが、娘を英国の大学に入学させるに当たって、12人の召使いを募集中とのことです。執事、3人のハウスキーパー、庭師、料理人、運転手、外出時の付添い人等々。日本人には考えられないことですね。仮に皇太子が留学するとしてもそこまではしないでしょう。大学側は個人的なことなので関知せずとのこと。ちなみにこの大学は、St. Andrews UniversityでPrince WilliamsがKate夫人と出会った大学だそうです。

2.政府の金銭的支援がなかったので、銅メダルしか取れなかった!

*やや古い記事ですみませんが、ジャカルタで行われたアジア競技大会関連の記事です。Devya Kakranという女子レスリング選手が銅メダルを取ったのですが、”デリー政府が十分な金銭的支援をしてくれたいたら金メダルを取れたのに” というコメントを載せたものです。これも日本人にとっては、少々違和感を覚えるコメントだと思います。           日本人なら、結果を人のせいにするのは見苦しいと考えますが、インドではそうでもないかも。ひょっとしたらDevyaさんの主張はあるいは正しいのかも知れませんが、でもやはり、それを言っちゃーなー・・・

3.デリーにある技術系大学の25%は認可されていない!

*これはデリーだけのことではなくインド全国での問題です。全体で277大学が無認可で、デリーでは66大学が無認可。日本の文部省に当たる機関では、”これらの学校で学位などを取得してもなんの価値もないので、気をつけるように” などと呼びかけているようですが、にわかには信じがたいような数字です。なにせインドだから、そんな事もあるかも・・・  でもお上は”気をつけるように” とい言うだけなんだろうか。

 

 

ナンとロティーとご飯

仕事を終え、事務所を出ると近くに住む女性社員と一緒になりました。事務所は日本でいう4階ですので、朝はエレベーターを使いますが、帰り(下り)は階段を使うようにしています。その女性も、”私もいつも階段を使うようにしているんですよ。多少運動になりますので”  その女性は確かにインド人にしてはスリムなので、”日常何かエクササイズでもやっているですか?それともダイエットに気をつけている?” とセクハラにもなりかねない質問をすると、”特にエクササイズはやっていないけど、食べるものは気をつけてます。たとえば夜はご飯やナンは食べないで、ロティーを食べることにしてます” ”ナンとロティーってカロリーに違いがありますかね?”  ”もちろんあります。しかもロティーは栄養バランスがいいですから”                                                      ロティーは全粒粉を使っており、精製した小麦粉から作るナンよりは栄養バランスが良いということは聞いていますが、カロリーに大きな違いがあるのだろうか? 帰りの車の中で彼女はGoogleを検索して、どこかのサイトから ”ナンは500Kcalに対し、ロティーは120Kcalほどです” と4倍以上の違いがあると言います。エー!どちらも元は小麦から作るんだから、カロリーにそんな違いがあるはずないと思いましたが、その辺を深く追求してもお互い特に得るものはなく、というかその辺を英語で深入りするのが面倒になったので、”じゃ、ご飯も高カロリーなんですかね?消化は水分の多いご飯の方がよさそうに思うけど” ”はい、ご飯はすごくカロリーが高いと思います。” 消化の良し悪しについては自信がなかったようで、運転手のGovindにヒンデー語で聞いてみると、Govindはご飯の方が良いと思う、と答えたようです(という風に感じました)。ま、大差はないでしょう。

*左がナン、右がロティー。チャパティーというものありますが、ロティーと大きな違いはない、といわれています。私は発酵食品大好きですから、普通ナンを選びます。

いまや実に便利なGoogle先生。せっかくの機会だから翌日これらの違いについて調べてみました。いずれも100g中のカロリーです。                                     ロティー: 275Kcal  ナン:262Kcal  ご飯168Kcal                           ということでしたが、ご飯は水分が多いため(重いので)、単純な比較はできないと思います。ロティーやナンの一食分とは70gほどだそうですので、一食分約190Kcalほど。     一方、100gのご飯というと子供用のお茶碗一杯ぐらいの量とのことで、大人は仮に1.5倍食べるとすると252Kcal。この食べる量の仮定が正しいとすると、ご飯の方がやや高カロリーとなりますが、いまやご飯そのものは子供のお茶碗分ぐらいしか食べない大人も多いでしょうから、結局大差なし、ということになります。一緒に食べるおかずやおつまみ、お酒の方がずっとカロリーが高いに違いありません。

 

初めて歯医者に行く

一般的にインド人は不器用ですし(少なくとも私にはそう見える)、いい加減な処置で良しとする傾向があります。それをインド人は”ジュガード” (意味は一時的な対応とか工夫) などと言ってインド文化のひとつのように考えているようですが、日本人からしたらそれは単なる ”その場凌ぎ” 以外なにものでもなく、全く評価に値しないと思えます。

そんなインド人の特性と”文化”を知っている私としては、歯医者にだけは行きたくないと考えていたものの、2日ほど前に奥歯のクラウンが外れてしまいました。10月には日本に一時帰国する予定があるものの、まだちょっと時間があるし、”うーーん、これはどうしたものか?”

*外れたクラウン(金属)。背景はティッシュです。                                                       ちょうど日本からお客さんが来ていたので、そんな話題を持ち出したところ、”私はアロンアルファーでくっつけて、いまだに問題ないですよ” などと意外な情報。 でも、いくらなんでも自分で接着剤で付けるよりも、インドとはいえ、歯医者にくっつけてもらう方がまだマシであろう。あの、音を聞いただけで鳥肌が立つようなドリルを使って治療するわけでもないし、ただ外れたものを装着するだけ。そう考えた私は翌週月曜日、会社のスタッフに事情を話して適当な歯医者を紹介してもらうことにしました。そこはあるスタッフの奥さんがかかりつけの歯医者でした。

*歯医者の入り口。2人の男性は一緒に待っていた患者ですが、何を思ったか写してくださいとばかりに笑顔で入り口に立ってくれました。

*待合室の中。例によってヒンズー教の神様が飾ってあります。ちょっと不気味。

先生の名は、Dr. Pankajさんという、歳のころ40歳くらいの男性。歯科技術は日進月歩なので、歯医者は若い方が良い、などと日本では言われていましたが、インドではいかに。 3人ほどの”歯科衛生士” らしき女性と受付と会計の担当の女性らですべてです。日本の歯科医院もそんな感じでしょう。しばらく待ったのち、例の、歯科ではおなじみの椅子に案内され、そのまま座ろうとしたら、”靴を抜いでください”。日本だったら、中に入った時すでにスリッパになっていますので、そんなこと言われたこともなく、インドの歯医者に来たことをやや実感。                                                     外れたクラウンを見せて、”左の奥歯にはめてください” と説明しました。          ”何時外れましたか?” ”2日ほど前ですけど” ”うーん、いやもっと前でしょう” ”いや、ちょうど2日前ですけど。。。”                                         なぜそんな事を言うのだろう。インドの歯科医は”強欲” と聞いていたので、外れてから時間がたっているので新しく作り変えさせよう、という魂胆か?                  ”このクラウンは相当前に作りましたね?10年以上?” ”覚えていないけど、たぶん”      この質問も同じ意図か? ところが一度試しに嵌めてみると、見事にぴったりはまり、取れなくなってしまいました。”さすがは日本製。よくできているだろう。新しく作る必要などないのさ” と心のなかでつぶやいたのでした。                               それが通じたかどうか。 なんとか再度はがして、日本と同じようなプロセスで接着に取り掛かりました。でも、バキュームというのでしょうか、細いパイプを口の中に入れ、水などを吸引するのも同じなのですが、口に入る部分は換えていそうもありません。消毒もしているのかどうか??チッシュで拭くぐらいのことはしてるかも。日本は確認したことないですが、聞くまでもなく患者毎に換えているでしょうね。                                     かかった時間はおよそ15分。費用は1,000ルピー(約1,650円)でした。ま、日本よりは安いでしょう。”食事は一時間以降で、24時間は反対側の歯で噛んでください”   このあたりもほぼ同様のアドバイスです。                                        というわけで、歯医者にかかったというほどではないですが、初めてのインド歯医者は無事終了。いまのところ問題なく快適です。